包括支援センター/エリコーナ/「かけはし」「あしたの風」

昨年の大震災以来、ずっと気になっていた市内の地域包括支援センターをたずねました。市内7か所にあるのですが、きょうは平と小名浜でした。

もともとこのセンターは、それぞれの地域の高齢者の「総合相談窓口」的な機能をはたす機関として始まったのですが、当初は、介護保険で「要支援」と認定された高齢者のケアプラン作成に特化したかのような実態だったのです。

震災時、地域の自治会、民生委員や社会福祉協議会のかたがた、市役所などと情報の共有に努め、とくに一人暮らしや高齢者のみの世帯の安否確認や訪問活動、物資配布で、休みなく活動していた実情を聞きました。

「ここで暮らしていく」と決めた職員のみなさんの奮闘ぶりにはほんとうに頭が下がる思いです。心から敬意を表します。

問題は、この活動が、地域で暮らす高齢者のみなさんの現実の要望に応えることができているのかどうか、なのです。それぞれのセンターで「応えられているとは思えない」というのが実際の姿だと思うのです、

こうした場で働くかたがたが、「この仕事をしていてよかった」と思える環境づくりは政治の責任だと思います。

家にもどると、亡くなられた若松紀志子さんの「お別れの会」の案内が来ていて、私の日程では参加できないので、いてもたってもいられなくなり、紀志子さんが主宰していた「アートスペース エリコーナ」をたずね、6年前に対談した時の写真を届けました。

その後また、家にもどってネットで天気予報を確認すると、あした未明からずっと雨模様。大急ぎで私と宮川さんの通信「かけはし」、私の「あしたの風」をセットにしてご近所250軒ほどに配布しました。

またいろいろ声をかけていただいてありがたかったです。

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