先月15日までは「警戒区域」とされ、16日から「避難指示解除準備区域」とされた、南相馬市小高区へ県議団として視察に入りました。
午前中は渡部寛一市議の案内で小高区内を回りましたが、昨年3月から時が止まった様子に唖然です。これが原発事故がもたらす異質な被害です。田んぼには津波で流された車がそのまま、海に近い田んぼは水がかぶったまま、商店街は家が倒壊したまま(携帯電話にちょうど電話がありました)。
昼前には桜井勝延(かつのぶ)市長と懇談。荒木ちえ子市議も合流。原発震災による実質的な被害を受けた県内各市町村長が協力する話し合いを持つ場があるようですが、広域自治体である県の主体的・積極的かかわりが強く求められることを感じます。
午後は仮設住宅集会所で懇談会。「警戒区域」が「解除」され、「避難指示解除準備区域」とされたことに伴う様ざまな不安、国直轄として除染がされることと自分たちの家の除染のことなど、懇談後も話がつきませんでした。