『系外惑星』(井田茂著、ちくまプリマー新書)を読みました。
系外惑星とは、太陽系外の惑星のことですが、1995年に初めて発見されたあと、2010年までの15年間に500個以上が発見され、2011年にはケプラー宇宙望遠鏡の観測の中間報告で、さらに2300個以上の惑星候補が発見された、とのこと。
まさに生まれたての学問領域です。
それにしても著者とは、同じ時期にキャンパスで話を交わしたこともありましたが、「素粒子論的宇宙論の勃興期だった。夢中になってその勉強をした。その中で、この世界、この宇宙の仕組みに触れたような気がして、世界に繋がれたような気がした。自分の内面に深く潜ることで、逆に世界に繋がれたのだ。救われたような気がした」。
そうだったんだ!
本書本文の最後のことば、「革命前夜、それが今だ」。
もちろん、宇宙と生命のナゾに迫る世界のことです。