新首相が選ばれたもとで、予算委員会の論戦抜きに国政選挙になだれ込むというのは、20年来なかったそうです。
自民党による政治を変えてほしい、と国民のみなさんが願ったはずの昨年の「政権交代」ですが、公約破りを続けたあげく、今度は、疑惑隠し、争点隠し、菅内閣正体隠しの国会閉会です。あきれるほかにありません。
おとといの参院本会議での自民党議員の質問では、民主党政権について、普天間基地は辺野古への移設という自民党案に舞いもどり、財源では消費税増税に踏み出そうとしていることで、やっと与党らしくなってきた、と皮肉られ、「自民党といっしょだ」と自民党席から野次も飛びました。
自民党がお墨付きを与える民主党政権の姿です。アメリカに沖縄県民の総意・日本国民の民意を伝えられない、財界に社会的責任を果たせとも言えない、こんな政治は変えましょう。