突然、大雨になったかと思うと、すぐに晴れ間が出て暑い日差しになったり、そんなことが繰り返すはなはだ不安定な天候でした。
私が住む地元の住宅街で、震災後、2度目の小集会がありました。高橋あき子市議と、「放射能・原発と市民のくらし」をテーマにお話しました。
「共産党が原発問題で指摘し続けていたことを無視した政治の責任は大きい」、「子どもたちの学校生活について、保護者の自己責任にするようなことがないようにしてほしい」、「地域の除汚活動について、その回収まで行政が責任をもってほしい」などなど、どこでもほんとうに、原発・放射線問題では話題がつきません。
この集まりを前後して、「しんぶん赤旗」日曜版を配達している党員の案内で、読者宅を訪問し、放射線量を測ったり、震災後の話を聞いて歩きました。
すぐ裏が山で、庭の向こうにも山が見えるお宅では、庭先の放射線量が0.33μ㏜毎時。毎日報道される県合同庁舎前の値が0.17程度なので、「やっぱり高い」と不安いっぱいです。「茶の間からこんないい景色が見られる場所に家を建ててよかった、と思っていたのに、原発事故で避難はする、心配なくらしを強いられる、ほんとうにとんでもないことになった」と。
夕刻にたずねた2世帯住まいのお宅では、門から入った庭先、庭木の下、芝の上、子どもと孫が出入りする玄関、炊事場、風呂場、孫が寝るベッドの部屋、茶の間などを案内され、測って歩きました。家の中は0.11~0.13、庭も0.16~0.22で、「測ってもらってひとまず安心した」と。
こうして歩けば歩くほど、事故対応の国家としての無策には腹立たしい思いです。