金曜日の朝は、平(たいら)神谷(かべや)地域の国道6号線沿いでの定時定点を先週から再開。
原発事故の影響で県議選が不透明ななか、水・木の定時定点再開を、体力・気力の持続性と調整中です。
午前中、小名浜生協病院へ行くと、周辺緑化委員会のみなさんが花壇に草花の植え込みと、草刈の作業をしてくれていました。この病院の建設責任者をしていた当時、敷地内の花壇などの整備は、病院オープン後を見越して生協内部で知恵を出し合って進めよう、と議論していたことを思い出してしまいます。
午後は、せいきょうクリニックの待合室で、午後の受付開始前の時間を使い、生協役職員や組合員を対象にした「福島原発事故から私たちは何を学ぶのか」の学習会の「Part2」。
今回は私から、3月11日の大地震・大津波後の原発事故を振り返りつつ、原発事故が空間的・時間的・社会的に限定しようのない深刻なものであること、いまの原発技術が、どんな事態が起こっても、「死の灰」を閉じ込めておくことはできないし、水を供給し続けることもできず、まったくの未完成で危険であること、原発に依存することから脱し、自然エネルギーの本格的導入のために、国民的な討論と合意が必要で、その合意によって、国家としてのエネルギー政策の転換を実現しよう、という話をしました。
本屋さんに寄ると、縄文干しの丸源水産食品の佐藤勝彦さんにばったり。中之作漁港の冷蔵庫・倉庫が津波の直撃を受けたうえに、原発事故により先行きもまったくの不透明。
漁業者・仲買人・加工業・販売が一体で「漁業」が産業として成り立っており、そうした視点での補償のしくみ、復興支援が不可欠だ、と話されていました。
佐藤さんは、瀬戸山玄(ふかし)さんが書かれた『丹精で繁盛』(ちくま新書、07年12月刊)のトップバッターで紹介されているかたです。