放射能学習会/「安全神話」政治家に断罪を

4月17日に続き、安斎育郎さんを招き、「原発事故・放射能学習会」をしました。安斎さんは、専門分化している放射線防護学の中でも「線量評価」が専門で、大手マスコミを含め、いま全国で引っ張りだこのようです。

きょうも福島入りすることを機会に、急きょの企画でした。主催は私が代表をしている「いわき市原発の安全性を求める会」。

前回講演会から半月あまり、原発事故発生から2か月たとうとする時点でのきょうです。現実に降り積もっている放射性物質からどう身を守ったらいいか、をメインにお話いただきました。

放射線源を取り除くこと、外部被ばくを減らすための遮へい・距離・時間のこと、内部被ばくの経口・吸引・経皮のルートを断ち切ること、などノウハウ中心の話で、政府が数値をあれこれ言う前に、こうしたことをいち早く国民に伝えるべきだ、と強調されました。

いずれにしても私たちは、自然界からも宇宙線からのものを含め放射線を浴びており、たとえば、避けた食材・調理のつもりが、現実にはより多くの放射線を体内に取り込む食材・調理だったということもありうるわけです。

理性的・合理的・科学的に実態を知ったうえで対応することが大切です。こんな基本は必要ない、とされてきた「安全神話」は、まったくもって恐るべきことです。これを政治家の圧倒的多数が振りまいてきた責任を、有権者は断罪すべきです。私のきわめて強い主観的願望です。

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