職場も学校も、新年度が始まっています。
浜通り医療生協でも、4月1日には新入職員辞令交付がありましたが、震災対応で現場を守ることが最優先の期間でしたので、オリエンテーションは今月に入ってからでした。
民医連事業所の「たましい」と言っていい社会保障制度拡充と平和の確立について、私もあした話すことになっていました。新卒採用者だけでなく、昨年度中の中途採用者のみなさんもいっしょに学びます。
こういう状況で、引き受けていたことをきのう、スケジュールを確認してハタと思い出し、急いで準備です。
資料を準備していると、地元紙の「福島民友」の憲法記念日5月3日付社説の「『国難』へその理念を今こそ」が目に入りました。
「未曾有の『国難』だからこそ、国は憲法という基本原理に照らして、課される使命を確実に履行していくことを求められている」というのです。
全国紙が「今の憲法や法体系にどんな限界があるのか、しっかり見きわめる」などと、客観性を装うようで、自らの基準を主体的に持とうとする姿勢が伝わらない社説とは大違いです。
草の根で、憲法の心を根づかせる地道な活動が国づくりを支えることをつくづく感じます。「憲法は難しい」と、自分の暮らしが憲法に直結していることを感じていない大人が多数であることが現実です。これでは政治は子どもたちのためにつながりません。
写真はペロとの散歩と、先日の井上・大門参院議員、宮川さんとの視察の様子。