不破哲三『文化と政治を結んで』(新日本出版社)を読みました。 昨年の再入院後に発刊(10月)されて、読む機会を逸していましたが、今年に入って注文・購入し、読むことができました。「文学」に限らず、「文化」に疎い私の視野も広がるというもんです。「目次」だけ紹介しておきたいと思います。
「伸子・重吉の『十二年』-未完の「大河小説」を読む-」、「本と私の交流史」、「文学についての発言から-マルクス、エンゲルス、レーニン-」、「水上勉さんとの交友のなかで」、「宗教者との懇談会で」、「『子午線の祀り』をめぐって-木下順二さんとの“対話”-」、「益川敏英さんとの素粒子対談-素粒子のふしぎから憲法九条まで-」。
益川さんの言葉、「基礎科学をきちんとキープする文化というのはかなり意識的にやっていかないといけません」が印象に残ります。