科学の今を読む

初日(20日)のリツキサン、2日間(21・22日)のシタラビンを終えてけさを無事迎え、とりあえずひと安心です。

体調もよく、中村秀生・間宮利夫[共著]『科学の今を読む』(新日本出版社)を読みました。著者の2人は「しんぶん赤旗」社会部科学班所属。本書は雑誌『月刊学習』2010年3月号~16年9月号までの6年余り、「科学トピックス」として執筆した連載から一部を抜粋して加筆・修正してまとめたものです。「10年前には考えられなかった事実が次々浮かび上がり、人類史を大きく塗り替え」、「科学研究は文字通り、日進月歩です」。また、あらためて、「科学」の守備範囲の広さを感じます。たとえば「地球・自然・環境」をテーマにした章がありますが、化学薬品と「沈黙の春」ふたたび、「国内外来魚」と地域ごとの生物や生態系の問題、マヤ・アンデス・琉球など環太平洋の非西洋文明の盛衰と環境変動の因果関係、未来の天気予報、などなど、日ごろあまり考えたこともないようなことも取り上げられています。
そして、「科学者を軍事研究に動員しようとする動きも強まっている中、憲法9条とともに、科学の研究成果で世界の人々の幸せに貢献できるような日本の姿勢を求めていきたいと強く思」う視点での取材と執筆。共感します。

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