『歌舞伎をみる』(西山松之助著、岩波ジュニア新書、1981年刊・89年8刷)、『伝統芸を10倍楽しむ 歌舞伎 絢爛ハンドブック』(伊達なつみ・文、渡辺文雄・写真、ワニ文庫、1992年刊)を読みました。それそれ読んだ形跡がありますが、おぼえがありません。「みる」は、目次にあるように、9つの演目について書かれています。著者自身が「深い感銘を受けた歌舞伎の芸について、どこがどう演じられたからどういう感銘を受けたか、について具体的に書いたもの」と記しています。ただ、「歌舞伎独特の用語は説明なしでそのまま書き進めてしまった」ので、読み進めるほうからすると、なかなか難儀する面もなきにしもあらず…
なお、著者は2012年に99歳で亡くなられています。そんなこともあって、「歌舞伎ビギナーのあなたのために、わかりやすいお芝居の解説に始まり、歌舞伎の早わかりルール、劇場案内や歴史ガイド、そして当代人気の役者60人のプロフィールまでを満載」してあるという、文庫版の「ハンドブック」を並行して読みました。
ともかく、歌舞伎は1980年代半ばに東京・歌舞伎座で、4年前にいわきで見たっきりです。もったいないことです。
先日は落語についての本を読んだので、あらためて歌舞伎の世界も知りたい、と思って。さて、参院選公示が1週間後に迫ってきました。 比例選挙用はがきの準備でまずあて名書き。