金曜日の定時定点の街宣は今年最初。一般道にバイパス道路から出入りする場所で、4方向から通勤者が行き交います。
手袋をする手も冷たくなる寒さですが、暖かい視線に励まされます。
ところで「民医連新聞」1月3日号には、日本医師会の原中勝征(かつゆき)会長と、全日本民医連の藤末衛(まもる)会長の対談が掲載されています。
原中会長が民主党政権について、「権力に就くと政治をどう動かしてもいいと勘違いしている」と批判し、混合診療についても「これをすすめていくと富裕層しか使えない医療になりかねない危険がある…医師会が自分のために反対しているというより、国民の代弁者として反対しているのです」と明快です。
医療費の患者負担についても原中会長は、「先進国、とくにヨーロッパ型の医療保険制度を一つの参考にすべき…受診時の個人負担がゼロというのが理想です…日本のように高齢者も1割から2割、一般は3割というのは、もはや社会保障ではありません」ときっぱり。
国の責任を明確にし、憲法25条に基づくナショナルミニマムが保障される国づくりへの、大きな共同の可能性を感じます。