『ここまで進んだ! 格差と貧困』(唐鎌直義ほか9人著、新日本出版社)を読みました。
目次にあるように、若者の住宅問題、孤立の中で生かされる若者の貧困、増え続ける貧困高齢者、貧困の一側面としての子どもの貧困の深刻化、若い女性の不安定と貧困、生活保護の状況と、安倍政権が生み出し続ける日本の独特な貧困の実態が明らかにされます。
まさに「驚愕の実態」です。
「今日の格差と貧困について、これほどまでに多角的に論じた本は他にない」(「まえがき」)のではないでしょうか。
本書は、共産党発行の月刊雑誌『前衛』2015年7月号から16年2月号にかけて連載された「シリーズ 格差と貧困はどうすすんだか」の10人の著者による論稿をまとめたものです。