チェルノブイリ原発事故から30年目のきょう、わが家で購読している3紙(「福島民友」、「朝日新聞」、「しんぶん赤旗」)がそれぞれ記事を掲載しています。
「民友」は、ベラルーシのノーベル賞作家、スベトラーナ・アレクシエービッチさんの共同通信インタビュー配信記事。「二つの事故(チェルノブイリと日本)で分かったのは、科学技術が進んでいても、真摯な態度で管理していても原発事故は起こり得るということ。むしろ技術が進むほど、大きな事故につながるのではないか。人間が自然に勝つことはできないのだから」。「30年たっても、私たちが原発事故について理解しているのは、薬や治療が必要だということだけ。原発事故を哲学的に、人類学的に考え、理解することこそ必要。フクシマで何が起きているのか、日本の人々がどう考えているのかを聞きたい」と。
「朝日」は、フランスとの国境近くの原発について、ルクセンブルク・ベッテル首相、スイス・ジュネーブ市、ドイツ環境省報道官がそれぞれ閉鎖を要求したことを報じています。
「赤旗」でも、24日、スイス北西部バーゼルなどで、ドイツ、フランス、スイスの3か国市民がフランス最古のフェッセンハイム原発の閉鎖を求めるデモを報じました。各国間を流れるライン川上の七つの橋の上で、それぞれ数百~千人が参加したとのこと。
「原発」は文字通り、地球規模の人類的課題です。
フランスに ナポレオン皇帝やタレーラン外務大臣がいた時代は、原発は1基もありませんでした
ナポレオンやタレーランやフーシェは、今のフランスをみて どう思うだろうか?