『お役立ちトク本』(しんぶん赤旗日曜版編集部、新日本出版社)、パンフレット『全批判 自民党改憲案』(日本共産党中央委員会出版局)を読みました。
『お役立ち…』は、「しんぶん赤旗日曜版」2013年11月~15年8月にシリーズ「お役立ちトク報」として掲載した記事のうち、今後も役立つものを最新のデータで補正し、新しい情報を加筆して収載しています。
副題にあるように、本書は「知っておきたい社会保障活用術」。ところが実際の制度は不十分なうえ、周知徹底もされていません。
いまある制度を国民の権利として活用するとともに、社会保障制度を憲法にふさわしい内容にする力にしたいと思います。
『全批判…』は、2012年4月にまとめられた自民党の「日本国憲法改正草案」の全面批判で、目次にあるように、「しんぶん赤旗」2013年1月11~26日付連載に加筆したものです。
A5版パンフレットで、本文36ページ、「草案」20ページです。
先日は樋口陽一さんの本を紹介しましたが、端的に言って「自民党改憲案は、9条2項の削除をはじめ先駆的な平和原則を否定し、天皇を元首として天皇中心の国家の維持を国民に義務付けます。人権尊重より『公益』を優先し、家族の共助を生存権保障に対置。地方自治体の役割を強調して、社会保障に対する国の役割を弱めています。日本国憲法の根本理念を含む全面改悪であり、『排除』されるべき『憲法』案です」。