『失業しても幸せでいられる国』(都留民子著、日本機関誌出版センター)を読みました。副題は「フランスが教えてくれること」。
デンマーク、スウェーデンと「旅」したら、たまたま目にして読みました。
「1週間の労働時間は35時間/パン屋さんは土日月はお休み/定年後は働きません/失業者もバカンスに行きます/出生率向上は子育てが無料だからです…」
著者は毎年フランスに滞在し、普段着のフランスの人々と暮らしながらフランスの社会保障制度を研究し、日本の大学で社会保障論を担当しています。
「フランスと日本は産業構造は似ているかもしれないけれど、社会モデルは正反対」のようです。
お国柄の違いはそれぞれの国の歴史と伝統に裏づけられるので、いかんともしがたい面があるでしょうが、政治と民主主義制度の面ではどこの国からでも学べます。