TPP協定調印を許さないたたかい

151016朝日TPP【「朝日新聞」10月16日】

安倍政権は今月5日、TPP(環太平洋連携協定)交渉で「大筋合意」を発表。

コメについては、アメリカから無関税で輸入する7万トンの特別枠を新設。

牛肉については、38.5%の関税を16年かけて9%へ引き下げる。

麦や豚肉、バターなどの乳製品などについても関税を大幅に引き下げる。

これら重要5品目について国会決議は「引き続き再生産可能となるよう除外又は再協議の対象とする」としていますが、安倍は、関税撤廃がなかったことをもって「国民との約束は守られた」と。

151017ハタ・TPP生鮮関税【「しんぶん赤旗」10月17日】

これら以外にも、これまでに関税を撤廃したことがない農林水産品834品目のうち、約400品目の関税が即時、もしくは段階的に撤廃です。小豆、落花生、コンニャクなどの畑作物、リンゴ、サクランボ、ブドウなどの果実、鶏卵・鶏肉などの畜産物、核種合板や建築用木工品などの林産物、のり、コンブ、アジ、サバ、ブリなどの水産物など、対象品目は多岐にわたります。

関係者にとっては青天のへきれき。

政府は「対策」をとると言いますが、多くの農家や地域農業は対象とせず、農業経営の大規模化や企業参入を進めることで、関係者の意欲を奪い、農山漁村をいっそう衰退させる「対策」が目に見えるようてす。

地域経済全体に大打撃を与えることになるTPPとはずっと私たちは言い続けてきましたが、交渉内容の全容を公開させるとともに、協定書の作成作業から日本政府を撤退させ、調印を中止させるたたかいも正念場です。

「TPP協定調印を許さないたたかい」への2件のフィードバック

  1. 休んでても政治家なんだねぇ。そこらの利権ありきの政治屋さんに見習わせてあげたいところだ。 とはいえ、休むべき時はしっかり休むのも必要です。でも・・・きっと無理だろうなぁ。自分でも同じように気をもんでしまいますもん。

  2. 少なくとも新聞を読む時間はあるので、目を通していると、気になってしまうものがあると、いつも以上に記録しておきたいものも出てきてしまいます。

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