議事録の「書き加え」=「改ざん」は大問題です。9月17日の参院安保法制特別委員会のことです。
あの日はテレビ放映もされていて、私も、録画を含め、何度あの場面を見たことか。議事の内容が把握できない状況だったのは客観的事実で、委員自身も何が行なわれているかわからなかったのが現実です。
当然、速記者にも聞こえず、速記録には「議場騒然、聴取不能」としかありません。
これが「正式」な議事録になると、「可決すべきものと決定した」と。
こんなことが与党判断で書けるようになると、もはや国会も議事録の存在も国民は信頼を置けなくなります。
あとといは、参院の共産、民主、社民党、無所属クラブが参院事務総長に対し、「可決」の文言の書き加えは認められないこと、与党側からなんの協議の働きかけもなかったなど、経緯と検証を求めました。
また、参院特別委が閉められる直前、中央公聴会や地方公聴会で公述人を務めた3人の学者・弁護士・学生がきのう記者会見し、「改ざん」議事録の撤回を求めました(「朝日新聞」10月16日、12版、34面)。
どこまでも国民をないがしろにし、なかったことをあったことにする自民・公明の反民主主義勢力は駆逐しないとなりません。
きょうはほぼ1時間半にわたり、私の診断名と来週月曜から2週間ごとに6~8回の治療を開始することを、懇切丁寧に妻とともに説明を受けました。
病室にもどると、他県の大学医学部で教壇に立つ、中学・高校の同級生が「何かあったんだって?」と、偶然にも電話をよこしました。「心配事があったら何でも答えるから聞いて」と。