9月議会での県議団としての質問に関わり、県が国の方針に基づき秋口には策定予定の「人口ビジョン・総合戦略」に関して、午前中はあれこれあたっていました。
午後は、浜通り医療生協まちづくり委員会が主催したシンポジウム「震災復興の現在と未来」。
シンポジストは、私の中学・高校の四半世紀後輩の開沼博・福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員、私の県議1期目の知事だった佐藤栄佐久氏、前いわき市長で県議時代にもお世話になっていた渡辺敬夫氏、そして原発被害いわき市民訴訟弁護団の渡辺淑彦弁護士。
「震災・原発事故発生時の思い」、「復興の取り組みの感想・認識と評価・意見」、「復興の今後と将来のまちづくり・将来の“フクシマ”についての意見」のそれぞれのテーマで発言していただき、その後、参加者からの質問・意見に答えていただく、といった集まりでした。
それぞれの立場から、様ざまな受け止め・考えが語られ、きわめて有意義でした、
復興のありようとして、開沼氏の「信頼と承認の回復」の言葉が心にとどまりました。
信頼とは、行政、科学技術、自分自身に対するものであり、承認とは、言葉だけで言うと抽象的ですが、愛、法・制度、連帯に対するものです。