6月定例県議会が開会しました。7月1日までの16日間の会期です。
新年度になって最初の議会なので、4月1日からの副知事や教育委員、総務部長など90人の新任者のひとことあいさつがありました。
また、議長が会津若松市長選に出馬することで先月末に辞職したため、議長選挙がありました。
私たちは、議長・副議長を同一会派が独占することには反対で、神山団長に投票。
結果、自民党の斎藤勝利議員52票、神山さんは5票でした。
4人の開票立会人の1人を務めました。
その後、知事による所信と議案説明がありました。
「原子力災害の影響が広範囲、長期的に及ぶ福島県の特殊性」「困難な課題は山積」などの言葉はありますが、加害者である国の責任を果たさせる強い意志が感じられません。
今年度中に策定する「地域医療構想」について、「効率的で質の高い医療提供体制の構築」と、医療・介護総合法の建前の言葉を言うだけなのにはがっかりです。だいたい、「効率的」にせよ「質の高い」にせよ、保険医療の内容も対象もしぼりにしぼるという意味合いで、憲法25条に基づく「いつでも、どこでも、だれにでも、費用の心配なくかかれる」国民皆保険医療の考えとは対極にあります。
本会議を前に、病院局から、今年度中に楢葉町に開所予定の県立診療所の施設整備事業者がきのう決定したことの報告を受けました。
また、避難者支援課からは、やはりきのう、「新生ふくしま復興推進本部会議」で確認された、仮設・借上げ住宅の供与期間を2017年3月までの延長に国の同意が得られたこと、避難指示区域以外の避難者に対する災害救助法に基づく応急救助から、新たに「検討を進める施策」に移行することの説明を受けました。
きょうは議会に請願にみえた各団体のみなさんが各会派に紹介議員の要請に回ったこともあり、夕刻5時の締め切りまで、にぎやかでした。