けさは地元の郷ヶ丘・中央台の党支部・後援会から7人もの人が出てきてくれて2か所の「定時定点」の街宣をしました。
通勤する車から注目される目線もずいぶん違ったように見えます。
きょうは5人の県議団として、午前中は楢葉町役場いわき出張所の松本幸英町長、午後は双葉町役場いわき事務所の伊澤史朗町長をたずね、それぞれ役場幹部のみなさんもまじえ、避難生活5年目に入った課題などについて懇談しました。いわぶち友・参院比例予定候補も同席しました。
楢葉町は2012年8月には警戒区域が解除され、避難指示解除準備区域に設定された町であり、双葉町はいまだ96%が帰還困難区域とされている町です。
楢葉では帰町時期について今年には判断する方向を昨年に示していますが、現実には飲料水、放射線量、除染、原発事故収束見込み、医療・福祉環境など、町民の帰町意欲にかかわる様ざまな懸案が続いています。
町としても、生活環境の回復、一人ひとりの生活再建へ向けた様ざまな負担軽減を含めた支援、まちづくりにとりくむものの、いずれも町だけで達成できることではありません。
双葉町は、町内の4%の避難指示解除準備区域を町の復興のさきがけとして位置づけるものの、「復興着手期」として向こう5~10年を整備目標とせざるを得ません。
こうしたもとで、いわき市、郡山市、南相馬市、白河市に整備予定の県営復興公営住宅を「町外拠点」として、町民のコミュニティの拠点として機能させる課題にこれからとりくむこととなります。
中間貯蔵施設についても、国に対しては地権者の理解を得るように再三申し入れているものの、これも国がしっかり対応しているとはとても言えない現状です。
両町の問題だけではなく、国が原発震災の加害者として、「国が前面に立つ」とか「福島の復興なくして日本の再生なし」と口先では言いながら、現実には真逆の姿勢であることが、福島にとって最大の障がいになっていると思います。
文字通り今、「オール福島」で国にもの申す重要性をつくづく感じます。