午前中、いわき市商工会議所を溝口民子市議、党地区委員長とたずね、「賠償打ち切り」問題に関して懇談しました。
きのう、東電本社、経産省、国会議員に対し、営業損害賠償打ち切り「素案」に関していわき市内の商工関係の3団体で「要望」という名の申し入れをしたばかりで、とりわけいわきの観光業、水産物加工業の実情を無視する賠償打ち切り案提示について、震災前の営業実績を取り戻せるまで、賠償打ち切りなどあり得ないことを言い続けないとならない、と怒り心頭でした。
その後、紙智子参院議員と合流し、いわき市内で福島県漁連、いわき市漁協のみなさんから実情や要望をお聞きしました。
漁業はいまだ試験操業段階で、本格操業のめどすらないなかで、「原発事故の確実な収束」のために国が責任をもつべきことに加え、「漁業者が汚染処理水の海洋放出に抵抗していることが原発事故処理現場で死亡者を出す原因だ」と言わんばかりの田中規制委員会委員長の発言には、ほんとうに許せない、規制する立場の自覚がない、とこちらも怒り心頭です。
漁獲物の放射線量検査については、本来、検査機関を国の責任で設置して検査実施すべきで、検査に漁連として人をとられること自体にたいする必要な措置をすべきだ、ということも、当然のことです。
福島市へ移動し、今度は東電に対し、党県委員会・県議団として、この間発生した作業員死亡事故にかかわる問題と、損害賠償打ち切り案提示に関し、申し入れました。
事故後の東電の対応は、表向き、まさに「平身低頭」なのですが、申し入れに対する態度は、真逆と言わざるを得ません。納得できる話がないのです。