政党助成金廃止を

141219ハタ・15年度政党助成金

きょう(19日)付けの「しんぶん赤旗」の試算によると、総選挙結果を受けての2015年分の政党助成金の配分額は、自民党が172億9,600億円受け取る見通しで、1995年の制度開始以来、最高額となるようです。

これまでの最高額は、2009年総選挙での政権交代後の民主党で、2010年に171億500万円でした。

政党助成金は、国民一人当たり250円を政党に献金させるしくみです。もちろん、支持する政党かそうでないかにかかわらず、献金させられるので「強制献金」です。国民の思想・信条の自由をおかす憲法違反の制度です。したがって、日本共産党は受け取らず、この制度の廃止を一貫して求めています。

自民党が受け取る予定の金額は、1人当たり250円で割ると、6,918万4,000人分に相当します。

総選挙での自民党の比例票1,765万9,000票よりも5,152万5,000人分も多いことになります。

141129ハタ・政党助成金

年間320億円も政党にばらまいて、政党そのものを腐らせ、政治家の金銭感覚をマヒさせて、「政治とカネ」問題がいっこうになくせない土壌ともなっている政党助成金というメチャクチャな制度は一刻もはやくなくすべきです。

ちなみに2013年は、自民党本部収入の64.6%、民主党本部収入の82.5%、日本維新の会本部収入の72.1%、みんなの党本部収入の73.8%が政党助成金で、国民には「自立・自助」を押しつけておきながら、自分らは何の苦労もなく税金を受け取る国営政党としてぬくぬくしているなど許せません。

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