二大政党論と第三極論/「数の論理」による思考停止

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きのう、2000年代に入ってからの民主党や第三極の話をしました。

決起集会での閉会あいさつを兼ねた話の準備で、「しんぶん赤旗」の記事の見出しや図表を見た「印象」で語ってしまったので、あらためて振り返りました。

今世紀に入って「二大政党」の一翼とマスコミに持ち上げられた民主党は、消費税増税は自公と合意し、関西電力大飯原発再稼働を強行し、TPPも推進を打ち出したし、集団的自衛権も05年の改憲案ですでに積極姿勢だし、沖縄米軍基地も建設推進をアメリカと合意(2010年5月)していました。あれこれ言っても、今の安倍自民党政権が進めていることを自ら手をつけたので、対決する足場はまったくありません。

141128ハタ・第三極

2年前、やはりマスコミに持ち上げられた第三極も見る影もありません。

私たち共産党は、「二大政党」論も「第三極」論も、中身を吟味した時に、当初から、政治的には自民党型政治と何も変わらず、共産党の存在意義と役割、躍進の必要性を訴え続けました。

現行憲法に基づく憲法政治を基準にすえた場合、マスコミの役割とは何なんでしょう。メディアの政治的反省に基づく情報発信はないのでしょうか。

「権力監視」と「真実の報道」の原点に立ち戻り、「数の論理」の前に思考停止しないかっ達な政治報道をのぞみます。

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