2001年に、在任中の閣僚は政治資金パーティーの自粛を求める「規範」の閣議決定がありました。「国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」というもので、閣僚の就任時にこの「規範」を守ることを誓うことになっているそうです。
ところが、下村博文文科相は、昨年(2013年)5月、10月、11月に関連する3つの政治団体それぞれで、1000万円近い収入をあげた大規模なパーティーを開催。
石原伸晃環境相も在任時の2013年11月にやはり1000万円近い収入の政治資金パーティーを開催しています。
「規範」無視であることは明らかですが、彼らにとって1000万円は大規模でないのかもしれませんが、いずれにせよ、自民党の金権体質の深刻さを示すものです。
また、株長者の閣僚は株価上昇で資産をふやしています。第2次安倍政権が発足した2012年12月26日と、今年11月14日の日経平均株価終値で資産価値を比べてみると、株好きの塩崎恭久厚労相は約6割増し、竹下亘復興相にいたっては4億円以上の増、山谷えり子国家公安委員長は67%増です。
消費税増税や物価高で庶民の暮らしは厳しくなる一方で、「アベノミクスの成果」で閣僚はホクホクです。アベノミクスがうまくいっている証拠がこれなんでしょう。
きょう(2014年11月21日)付けの「しんぶん赤旗」が報じています。