ふくしま復興共同センター(東日本大震災・原発事故被害の救援・復興めざす福島県共同センター)として、「川内原発の再稼働を許さない! 福島県代表団」を組織し、鹿児島入りです。
12人の代表団で、党県議としてあべ裕美子さんと私の2人も加わりました。
鹿児島県では、伊藤祐一郎知事がきのう5日、強引に臨時県議会を招集し、九州電力川内(せんだい)原発の再稼働を決める動きです。
福島原発事故が世界に示したのは、「安全な原発はない」「原発と人類とは共存できない」ことです。
まして事故原因すら明らかにされないまま、原発再稼働などあり得ない、というのが福島の圧倒的声です。この声を鹿児島にも伝えなければなりません。
鹿児島県庁・県議会は「厳戒態勢」で、県職員はいったい何をさせられているのか、驚くほかにありません。
知事、県議会議長、各会派へも福島県民として「再稼働を認めないことを求める要請書」をその趣旨を含めて伝える準備もしましたが、知事・議長へは、出払っていてがらんとした県議会事務局で、残った職員に手渡さざるを得ませんでした。私たちの要請行動の人数も3人に限定されてしまいました。
各会派へも、原子力安全対策等特別委員会審議の休憩中に、まつざき真琴県議の案内で回る予定で行きましたが、なかなか窮屈な時間で、再稼働反対の意思を示す民主・社民など7人の県民連合会派では座っての短時間の懇談でしたが、自民党は控室内で会長と立ち話程度、公明党は控室前の廊下で要請書を受け取っただけでした。
その後私たち12人は現地メディアのみなさんに呼びかけて記者会見を持ちました。30分ほどの時間、福島の強制避難地域の地図や写真パネルなども使いながら、福島の現状を伝えるとともに、原発再稼働が鹿児島だけの問題ではありえないことを訴えました。
夕刻からは、「原発ゼロをめざす鹿児島県民の会」のみなさんと交流し、「ぜったいにあきらめない」意思を確認しました。