先月のいわき市選挙区県議補選告示日の10月16日からの「しんぶん赤旗」をひっくり返していました。
16日には厚労省が社会保障審議会の部会に「手当たり次第の負担増計画」を15日に示したことが報じられています。75歳以上の後期高齢者医療保険料について、年金収入250万円以下の世帯を対象にした特例や、子どもの扶養家族だった高齢者の特例を廃止することで、865万人の後期高齢者への負担増計画です。
それだけでなく、入院患者を追い出すために入院給食費も負担増、200ベッド以上の病院に紹介状なしでかかった場合の負担増、現役世代の健康保険料も負担増、国民健康保険税(料)も負担増。
女性閣僚の高市早苗総務相・山谷えり子国家公安委員長・有村治子女性活躍担当相の3人が、日本の侵略戦争を美化する立場であることを世界に示した靖国参拝を18日にしたかと思えば、20日には小渕優子経産相・松島みどり法相の女性2閣僚が「政治とカネ」疑惑で辞任。その疑惑は2人にとどまりません。
そんなさなか、20日には、9党が2014年分の政党助成金(年額約320億円)の第3回交付分として約80億円を分け取り。企業献金をなくすと言って始まったこの助成金が始まって20年。その不正使用なども相次ぎ、企業献金もなくしません。なによりも国民の思想・信条にかかわりなく税金を山分けすることは憲法違反です。廃止を主張し受け取らないのは共産党だけです。
特定秘密保護法の施行を来月(12月)10日に強行しようとする前に、主要官庁で軒並み秘密の増殖が続いています。昨年(13年)6月末に44万6,678件だった「特定管理秘密」が6か月間で2万5,178件(5.6％)増えて47万1,856件。24日に内閣官房が佐々木憲昭衆院議員に提出しました。秘密の4分の3は内閣官房に集中しています。
きのう31日、政府が発表した経済指標(速報値)では、失業率は悪化、消費者物価は上昇、消費支出は減少。消費支出は実質で前年同月比5.6％減少で6カ月連続マイナスで、8月の減少幅4.7％から拡大。1997年消費税増税時の9月には2.6％増にもどっていたことからも、消費の落ち込みは深刻。勤労世帯の実収入も実質で6.0％減と12か月連続減少です。
消費税10％増税や大企業減税など論外です。まして、医療・介護の公的保険縮小と患者・利用者の負担増、年金支給額切り下げの加速など、際立つさかさま政治を恥じない安倍政権を国民の力で退陣させましょう。
あす早朝、家を出て1泊で、きょう開幕した4年ぶりの「第41回赤旗まつり」に東京都江東区の夢の島公園へ出かけます。首都圏に住んでいたころは、開催中、連日通っていました。