おとといの政府機関に続き、きょうは東京電力を呼び、県議会の全員協議会がありました。
相次ぐトラブルへの対応、汚染水対策、作業員の作業環境・就労環境改善、賠償、県内原発全基廃炉など、原発事故に伴う現状と課題をただしました。
先日と同じく、自民党16分、民主・県民連合13分、共産党と未来ネットがそれぞれ11分、公明党とみどりの風がそれぞれ6分の持ち時間の質疑でした。
共産党からは宮本しづえ県議が質疑に立ちました。
事故責任の認識、福島第二原発廃炉と柏崎刈羽原発再稼働の断念、汚染水対策やガレキ撤去時の放射性物質飛散防止、作業員・技術者育成、賠償についてただしました。
自らが原因者であることを言葉では言いますが、「国のエネルギー政策」を理由に廃炉も再稼働断念も考えている様子はなく、賠償に至っては、浪江町町民に対するADR和解案を受け入れない姿勢をあらためて示しました。
ADR和解案の遵守については、他会派の複数の議員も繰り返し求めましたが、被災者に寄りそわない不誠実な姿勢が浮き彫りです。
「事故収束よりも、自分のもうけが上、ということだな」と私に声をかける自民議員もいました。