昨年末、国民の反対の声を無視して成立が強行された秘密保護法を廃止する法案がきょうの昼過ぎ、参議院に提出されました。共産、社民、無所属の共同です。
国会を政府の秘密保全体制に組み込んで、国会を秘密法の共犯者に仕立て上げる「秘密会設置法案」が、衆議院でわずか2日間の審議で、自民・公明・維新・みんな・結いによって通過させられました。
正確に言うと、秘密保護法に基づいて国会内に情報監視審査会を設置するための国会法改定案、衆議院規則改定案、衆議院情報監視審査会規定案のことです。
戦後初めて、常設の秘密会を国会に設置しようとするきわめて重大なものです。
国会議員が特定秘密を漏らさないようにするための厳格な秘密保全体制をつくるとされます。しかし、特定秘密を国会に提出するかどうかは、政府の判断次第です。
しかも、政府が特定秘密を国会の秘密会に提出したとしても、秘密を知った議員が国会質問で秘密を公表した場合に懲罰の対象とし、除名処分までできるように国会規則の改定もされようとしています。
秘密保護法では、国会外で秘密を議員が漏らせば刑罰に処されることになっています。
これでは、「政府の特定秘密の運用を監視」するどころか、正反対に、国会議員を監視するものです。
こんな「秘密会設置法案」を参院で審議する前に、秘密法廃止法案を審議すべきです。
さて私は、あしたに6月県議会開会を控え、きょうから福島市泊です。