なにがなんでも戦争-グレーゾーン

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自民党「保守」政治から完全に逸脱する安倍首相は、なにがなんでも戦争できる国にこの日本をするために、立憲主義に反逆し、集団的自衛権行使に完璧に前のめりです。

グレーゾーンとは、武力攻撃に至らない侵害のことで、その時にも自衛隊の武力行使を前提に対応を考えよう、というのが安倍首相・内閣の発想です。

海上保安庁が対応できない離島での武装集団が不法活動する場合、邦人救出で当該政府が侵害を排除する意思や能力を持たない場合、領海内で潜没潜水艦が退去命令に応じない場合などをあげつらい、なにがなんでも武力行使を、という発想です。

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武力攻撃に至らない事態なら、警察権の適切な行使と外交交渉を基本に解決を図ろうとすることが最低限の常識だと思うのです。

「離島」が、尖閣諸島を想定していることは明白で、隣国に対して武力行使を前提にしているぞ、と脅す姿勢は驚くべき発想ですが、まずは外交ルートでの退去要請が筋で、強制排除する場合でも、海上保安庁が離島で警察権を行使できるよう法改正することで、現行法で対応できます。

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邦人救出といった「自国民保護」の口実は、ロシアのクリミア併合に見られるように、大国による侵略行為の常とう手段ですが、平気でこういうことを持ち出します。外交交渉での解決がもっとも求められる問題です。

居座り潜水艦に至っては、「軍事的にありえない」と専門家からも批判を受ける話です。

ともかく、国民が「なんとなくそうかなぁ」とでも思ってもらえばそれでいい、ということでしょうか。

国民の多数が反対している現実を無視する政治をやめさせ、解釈改憲のくわだてをきっぱりやめさせましょう。

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