里山資本主義・郷土人形

140306里山・人形

『里山資本主義』(藻谷浩介・NHK広島取材班著、角川oneテーマ21)と『郷土人形 西・東』(不破哲三・上田七加子著、里文出版)を読みました。

「里山」は、岡山県真庭市、広島県庄原市、オーストリア・ラムザウ村とギュッシング市、山口県の周防大島、島根県邑南(おおなん)町・松江市、鳥取県八頭(やず)町に見る「里山資本主義」の現場。

著者らが言う「里山資本主義」とは、「お金の循環がすべてを決するという前提で構築された『マネー資本主義』の経済システムの横に」再構築しておこうという「お金に依存しないサブシステム」。

現場とそこを支える人びとの姿から、その「システム」がよくわかります。

「郷土人形」は、不破さんが全国遊説の折に集めた土人形・張子・土鈴などの郷土玩具とともに、これらを通じた人びととの出会いが語られます。「里山資本主義」のふるさとを見る思いでした。

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