原子力規制委員会が昨年11月20日に取りまとめた「帰還に向けた安全・安心対策に関する基本的考え方」、これも受けた政府の原子力災害対策本部が12月20日に決定した「原子力災害からの福島復興の加速に向けて」(「復興指針」)などにあらためて目を通しています。
「基本的考え方」では、たとえば「帰還後の住民の被ばく線量の評価」は「個人線量を用いることを基本とする」と、被災者に自己責任を押しつけようとするものです。自民・公明・民主が「自己責任が社会保障の基本」とした社会保障制度改革推進法を引き写す態度です。
「復興指針」は、政府として、被害者である住民と自治体に線引きで格差を持ち込み、分断と幕引きをはかる意図と、東電を国民の税金と電気料金によって救済する姿勢が見え見えです。
だいたい、加害者である国と東電が、責任をもってすべての被災者の生活と生業が再建できるまで等しく支援する姿勢が感じられないことが最大の問題です。
ペロはその間、日の当たる窓辺でくつろいでいます。
午後には、私がいわきにもどった17年前からいちばんなじみの党小名浜地域後援会の新春のつどいでした。宮川県議、伊藤ひろゆき・渡辺ひろゆき両市議、吉田英策・地区党副委員長とともに参加し、ごあいさつしました。
どこの地域でもそうなのですが、余興はそれぞれ独自の楽しみです。
小名浜の締めは参加者全員による健康体操です。