「第12回健康いわき21推進市民大会」に参加しました。
主催はいわき市保健委員会連合会や医師・歯科医師・薬剤師・看護師の市内4師会はじめ、市民の健康増進にかかわる21団体です。
回数でわかるように今世紀から始まったものです。
簡単に言ってしまうと、健康維持・疾病予防の「自己責任」を具体化しようとして政府主導の国民運動として始められました。「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)(平成12年3月~)をさらに進め、多様な主体の連携のもと、生活習慣を見直し、健康づくりにとりくもうとする個人を支援する」と、厚労省はかつて説明していました。
「多様な主体」ということで、企業や医療保険者を中心に、保健・医療・教育関係者、国、都道府県、市区町村を横並びにして公的責任を曖昧にする民間依存政策です。
それはそれとして、私は「生活習慣を見直し、健康づくりにとりくもう」と主体的に行動している浜通り医療生協出身ですから、健康づくりに異存はなく、公的責任をこそ拡充させなければ、の思いで参加しています。
大会のメインは表彰で、今回は10団体と55人の「保健衛生功労者表彰」、大会共催の福島県赤十字血液センターによる「献血功労者感謝状贈呈」(金枠1団体、銀枠5団体)です。
大会後、福島県立医科大学保健医療交流事業として特別講演会があり、「笑いと健康について」と題して大平哲也・疫学講座教授が笑いいっぱいに講演されました。
「日本笑い学会」理事も務めていて、「笑いヨガ」の実践など、「参加型講演会」で、締めは、「笑うから幸せがやってくる」。幸せだから笑うのはいいとして、意識して、行動として笑うことがストレス解消と健康につながることの有意義な話でした。