6月議会閉会直後からの参院選、参院選後の県議会委員会視察があったため、久しぶりの県議団会議でした。
例によって日程調整に時間をかけ、参院選のそれぞれのとりくみなどを交流しました。
途中、東電から「福島第一原発1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況」の「概要版」に基づき、海洋への汚染拡大防止対策や、原因がいまだわからない3号機原子炉建屋5階中央部近傍からの湯気の発生の問題などの説明を受けました。
汚染水対策は、薬剤注入による地盤改良や、海側遮水壁設置など、手を打っているようですが、汚染された地下水が海水に漏れ出ていることは、やっと東電が認めたばかり。港湾外にはほとんど影響はない、との説明ですが、ともかく、抜本的な手立てがみえません。
その後、県議団として復興庁福島復興局へ行き、首相あてに「福島第一原発の汚染水対策及び事故収束に対する国の責任を抜本的に強化するよう求める申し入れ」をしました。対応してくれたのは、阿部雄介参事官。
汚染水対策について国の責任を明確にして体制を抜本的に強化すること、あらゆる事象について国の監視を強化し徹底して県民に情報公開し信頼の回復に努めること、事故は収束していない認識を政府として正式に表明し、再稼働や輸出方針を撤回すること、の3点を申し入れました。