県議会の「子育て・健康・医療対策特別委員会」の調査できょうは京都です。
京都では、府北部地域の医師不足など医療の問題は深刻だそうです。その地域出身者の医師を増やすことを含め、医学・看護学部へ進学する府立高校生の増加をめざす教育庁のとりくみを調査しました。
府教育委員会と府立医科大学は、08年に包括協定を締結し、府立高校生対象の連携講座の実施、専門教育の充実を図る個別の府立高校との連携、府立医科大学への志願者拡大への医科大学長を先頭にした地域医療教育推進事業にとりくんでいます。
徐々にその成果が表れている様子でした。
むしろ私が興味深かったのは、府教委が、03年に京都外国語大学と包括協定を結び、継続して「高大連携」による教育を意識的に推進していること。医科大との連携もその一環で、生徒の能力を生かし伸ばす教育方針の具体化だと思います。
中央教育審議会が強調する「キャリア教育」方針の京都での具体化と受け止めましたが、いわゆる「エリート」養成ではなく、一人ひとりの能力を見つけ出し、伸ばす教育実践としてとりくむことが望ましいと思います。
きょうのうちに、福井県へ移動しました。