昨年12月23日、いわき市で発足した「原発事故の完全賠償をさせる会」の一周年記念集会がありました。
会の目的は、福島原発の廃炉、県内すべての被害に対する完全賠償に加え、東電と国に事故を人災と認めさせることを確認していました。
会のスローガンは「あやまれ つぐなえ なくせ原発」。
私は、会発足後の最初の2月県議会で知事が事故を人災と答えようとしない態度に怒り、執念をもって今月の議会で人災と認めさせ、会の一員として、県議として、やっと一歩を踏み出した思いです。
集会では、今月3日に提訴した「福島原発避難者訴訟」原告団が連帯あいさつし、また被害者の訴えのお一人は市内で仕事をする弁護士で、小さいお子さんをいまだ首都圏に避難させている父親としての心の葛藤の訴えでした。
その後、医療生協わたり病院(福島市)の斎藤紀(おさむ)医師が、「低線量放射線の社会病理学の試論」として低線量被ばくと私たちの生活について講演。
昨年の原発震災直後から斎藤医師の話を聞かせていただいていますが、広島で長年、原爆被爆者医療にたずさわり、なおかつ今回の原発震災で、被災者の様ざまな声を聞いてきた医師としてのあまりに誠実な姿勢に私は脱帽です。
このいわきで、原発被害いわき訴訟団結成へ向け、私も怒りと悲しみと政治変革の展望をもってとりくみます。