12月定例会の最終日でした。
私たちは、知事提出議案のうち、県立看護師養成施設条例を廃止する等の条例、県の行う建設事業等に対する市町村の追加及び一部変更について、不動産処分について、県長期総合計画について、の4議案に反対し、宮川県議が討論しました。
看護師不足が常態化し、震災がこれに輪をかけ、看護師養成が求められる時に、よくこういう提案ができると思います。また、復旧・復興で市町村支援を強化すべき時に、災害復旧関連事業に市町村負担を求めることは問題です。
不動産処分は、旧農業試験場の土地を小学校施設建設予定地として伊達市に売却するものですが、かつて豪雨災害にあった場所であり、伊達市が市民に、1階には教室を設置しない、増水の状況を刻々と見られる機器の設置、学校を避難所にはしない、と説明している場所です。売却する総務部も、県教育委員会もそういう場所を承知しているのにもかかわらず、判断は伊達市だから、という理由で売却することは問題です。
また、県総合計画については、福祉型県づくりの方向に県政のかじ取りを切り替える点で不十分です。
なお、県医師会が自民党を通して出した請願による「わが国の優れた国民皆保険の恒久的堅持と地域医療の再興を求める意見書」について、民主・県民連合とふくしま未来ネットワークが反対しました。
この意見書で国に求める措置は、「医療に関する消費税問題を抜本的に解決すること」「医療の営利産業化へと繋がるTPP交渉への参加に反対すること」「『日本再生戦略』に見る市場原理主義への回帰を反対すること」の3点です。
自民・共産・公明・みどりの風の賛成多数で可決されました。
なお、反対した民主・県民連合に所属する1人の社民党議員は賛成、1人の無所属議員は採択時に退席しました。あいも変わらず、バラバラな会派です。
また、2011年度普通決算の認定については全会一致で不認定としました。