今月に入ってからも、アベ政治をやめさせる、立憲主義破壊を許さない、とする世論と運動は、来年の参院選もしっかりと位置づけつつ、広がりを見せています。
「しんぶん赤旗」が写真で報じた動きを中心に、私の主観でまとめました。入院してボ~っ、としているわけにもいかないのです。
3日には国会正門前だけでなく、全国各地で「アベ政治を許さない」が掲げられました。「九条の会」呼びかけ人でもある作家の澤地久枝さんが、毎月3日に掲げよう、と提案したものです。
6日には銀座で大行進がありました。SEALDs(シールズ)(自由と民主主義のための学生緊急行動)と、安全保障関連法に反対する学者の会が主催しました。行進名は「KEEP CALM AND NO WAR 戦争反対☆銀座大行進」だそうで、戦争法の廃止をめざす学生・学者・市民による共同行動としてとりくまれました。
9日には、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」「安全保障関連法に反対する学者の会」「SEALDs(シールズ)」「安保関連法に反対するママの会」「立憲デモクラシーの会」の5つの市民団体と5野党との第3回意見交換会がありました。市民団体から、戦争法廃止へ向けた参院選での野党共闘を求める提案が出され、政党側からは歓迎と連帯が示されました。
なお20日には、その意見交換会の時にも提案があった「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(略称=市民連合)が結成されました。
11日には、安保法制について考える明治大学と専修大学共同講演会が、川崎市の明大生田キャンパスで開かれ、研究者、学生、市民が参加しました。
同じ11日、私の母校・京都大学では、学術企画「立憲主義を考えるシンポジウム-日本国憲法70周年に向けて-」が開かれ、なんと、共産党の志位委員長が「国民連合政府の展望」を語りました。学術企画で政党の政権構想が取り上げられるのは異例で、それほど立憲主義破壊が深刻な反映です。
17日には、安保関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会が、早大大隈記念講堂を会場に「立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い」を開きました。
19日は戦争法強行から3か月。東京では高校生でつくるティーンズソウルが表参道デモを実施。大阪でも、ティーンズソウル・ウエスト主催で大阪市のメーン通り・御堂筋をデモ行進しました。
福島県内でも20日、「戦争法反対!全国いっせい19日行動・福島県民集会」が開かれました。「安全保障関連法に反対する福島県大学・短期大学研究者の会」「福島県9条の会」「憲法をいかす福島県民の会」「改憲阻止福島県連絡会」の4団体の主催。民主・共産・社民の代表が連帯あいさつをしました。
いわきでも、20日にいわき駅前で、共産党いわき北部後援会が呼びかけて、「アベ政治を許さない」大行動が行なわれました。
安倍独裁政治を何としても一刻も早くやめさせるため、私も一刻も早く飛び出したい気持ちです。