ら・ら・ミュウ/「山六観光」/社長の複雑な心境

いわき・ら・ら・ミュウへ行き、2階市民ギャラリーでの「東日本大震災いわき市写真展」、同じく2階のライブいわきミュウじあむでの「東日本大震災 いわきの『歩み』と『学び』展」を見ました。

その前に、塩屋埼灯台のすぐ下の「山六(やまろく)観光」へ寄り、店内に展示されている3・11当日の津波の様子の写真を見ました。

写真を撮った社長さんとは、実は3・11の2日後に、薄磯(うすいそ)地域の瓦礫のなかでばったりと出会っていて、写真を撮っていたことを聞いてはいたのです。

その後何度か会った際、そのことにはまったく触れられなかったので、なにか事情があるんだろうとは思っていましたが、やはり、「あんな状況のなかで写真を撮っていたとはなんだ、と受けとられると思い、ずっと表には出す気にはなれなかった」とのこと。

あの津波と被害の現実は、その場にいた者でないと分からないと思うが、その現実を写真で知ってもらうこともあっていいと思うにいたり、昨年末に展示を始めたそうです。

「これでお客を呼ぼうとしてるんじゃないかと思われるのもいやなんだ」と、社長の心境は複雑です。

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