日本国民救援会いわき支部の第32回定期大会がありました。
昨年の大震災後の予定ができなかったので、2年ぶりの大会となりました。
国民の政治活動、表現・言論の自由をめぐり、民主党による衆議院比例定数削減提案や、橋下大阪市長による公務員「思想調査」など、重大な問題が平気で行なわれる時代状況のなか、あらためて、憲法の読み直し、活かす努力が私たちの仕事ではないか、とごあいさつしました。
大会後は、東京・城北法律事務所の菊池紘弁護士の記念講演。菊池さんは、昨年、創立90周年を迎えた自由法曹団の前団長です。
講演は、公務員の政治活動の自由をめぐり、「最高裁で猿払事件判決を変更し、違憲無罪判決を」がテーマ。
08年10月に国連人権規約委員会が、日本政府に対し、「政治活動を行った者や公務員が、政府を批判する内容のビラを個人の郵便受けに配布したことにより、住居侵入罪あるいは国家公務員法で逮捕されれ、起訴される報告に懸念を抱く…表現の自由や公的な活動に参加する権利を不合理に制限している法律を撤回するべきである」と勧告している中身です。
国際常識からかけ離れた日本の政治的自由の実態が今の政治を生み出しているように思えてなりません。
みなさんは、自分が望む暮らしを実現するための政治的自由を行使できていますか?