16日の原発・放射能学習会の際に、「わが家の放射線量を測ってほしい」と何人かから要望を受けていました。
地元の2人の党員とたずねて歩きました。ご近所の「赤旗」読者宅やお知り合い宅にも寄りました。
玄関先地上1mでも地表でも0.25~0.3マイクロシーベルト毎時で、上も下も変わらないかと思えば、茂みでは0.5前後だったり、雨水溝の真上で0.9を超えたり。
この間、測定して歩いた市内では、相対的に高めの数字が出た印象があります。風のせいなのか、数値がめまぐるしく動くこともありましたが。
先日(21日付け)の「福島民友」紙の連載記事「3.11から」では、福島市内の高校生たちが、放射線量分布マップを作成する作業のことや、線量計を個人で購入して自宅周辺で測る県民が増えていることが掲載されていました。
「簡易型線量計ではその精度や感度に限界があることを念頭において数値を受け止めることが必要」とは、千田浩一さん(東北大学大学院医学系研究科教授・放射線技術学)のコメント。
「簡易型線量計でも、2地点間を測りどちらが高いかを比べたり、継続的に測定して放射線の増減を測ったりなど、生活空間の放射線量の動向を知る役割は十分に果たせる」とのこと。ただ、多くの県民が簡易型線量計で測定するようになり、不安を増幅する逆効果も否定できない状況があり、「精度の高い機器を保有する行政機関の役割が高まっている」ことは、そのとおりだと思います。