通信「かけはし」5月号をご近所240軒ほどに配布しました。
「『安全神話』の大罪」をテーマにしました。表紙の写真の前列に並ぶのは、左から大熊町・石田洋一町議、浪江町・馬場積(つもる)町議、広野町・畑中ひろこ町議。
大熊町は全町が警戒区域、浪江町は警戒区域と計画的避難区域、広野町は緊急時避難準備区域で、党議員のみなさんは避難先でそれぞれの町民のみなさんに寄り添い、要望を聞き、励ましあう暮らしを強いられています。
配布していると、「原発事故は共産党の言うとおりだった。何年も前から国会で今回の事態を警告していたことを最近知った」と。またあるかたは、「日本海側の子どもの家に避難していた。いったい誰が原発は安全だと言い続けたの。小さい子どもたちが外で遊べるように早くしてほしい」と。立ち話ですが、あっという間の20分、30分です。
運送業者をたずねました。3月11日以降の仕事の激減で、十何年かぶりに年度決算が赤字になり、原発がある地域の仕事はまったくなくなったし、地震・津波で事業再開の見込みがないお客さんも少なくない、そのうえ原発事故によって「いわき」を避ける事態もあり、今年度も先がまったく見えない、と、その苦境を語りました。
別の事業所でも、「10人程度の従業員だが、それぞれ家族があり、守らないとならない。個人的にお金を貸すにも続かない。原発事故がなければこんなことにならなかった。仕事がないことがいちばんつらい。何とか助けてほしい」と、悲痛な訴えです。
原発事故がなければありえなかったことが、中小業者を苦しめています。全面補償は絶対的に必要です。