地域のネットワーク/避難所/生き残った私たち

車椅子生活のだんなさんと2人暮らしのお連れ合いからきのう、電話がありました。

地震の日からずっと自宅から出られず、食料も水ももうなくなる、という訴え。

私は、隣組の班長さん、自治会連合会の会長さん、そのかたが住む自治会長さん宅に寄ってからそのお宅をうかがい、介護保険のケアマネジャーの緊急連絡先にも連絡し、相談しました。

自治会長さんがそのお宅の状況を承知していたこともあり、なんとか対応することができました。いろいろな家庭事情があるにせよ、介護事業所を含めた地域のネットワークの重要さを知らされました。

と同時に、行政がこうした非常事態時に住民から離れてしまっている現実は、これまでの自民・公明政治がつくり出したものと告発せざるを得ません。

午後は市内の避難所になっている3か所を高橋あき子市議とたずねました。

車が飲み込まれて流される津波から必死で逃げたかた、だんなさんが津波にのまれて亡くなられて遺体が見つかったんだ、というかた、90歳の私が助かったのに、と涙を流すかた、もう、ほんとうに、話を聞くだけでやりきれない思いですが、「生き残った私たちが亡くなった人たちの分までがんばらないでどうする」という言葉には、ほんとうに心の底から励まされます。

いわき市の被害の実情は、伝えても伝えても伝えきれないのが実態だと思います。

【豊間・坂本整形前】

【薄磯】

【薄磯北ノ作市営住宅前】

【久ノ浜町田ノ網】

【沼の内】

【永崎のクリニック・薬局】

「地域のネットワーク/避難所/生き残った私たち」への4件のフィードバック

  1. はじめまして、数少ないいわきの被害状況得させてもらってます。ご自身も被災されていらっしゃる中、いわきの被害情報をアップしていただき感謝しています。

    京都にいて阪神大震災後の神戸長田を見聞きしてきて、次にいわきに起こることが予想できるだけに、心配です。東電福島原発事故が出来るだけ早く終結し、出来るだけ多くの住民が戻ってくることを祈っています。

    最後に母校の被害はどうでしたか?

  2. 実家の父がパーキンソン病で薬が24日分までしかない、と訴えていました。糖尿病や高血圧など持病を持つ高齢者へ薬の提供、入手先を教えてほしいと思います。また、病院、開業医の開業情報を市役所が窓口ないなり、開示して欲しいものです。

  3. 松村総合病院では、薬の在庫がなく、提供できないので、実家の近くに本日も開店している薬局を見つけました。
    実家に連絡したので、なんとか急場を凌いでくれるでしょう。

  4. 関内さま
    ご心配を心からお察しします。FMいわき(76.2MHz)が開業情報を流し始めていますし、市役所の保健福祉部署も情報収集に努めていると思います。大地震後、ほぼすべての開業医・薬局は閉めざるを得なかったと思います。市立共立病院に患者さんが集中し、「院外処方」の共立病院としては入院患者さん用の薬を出さざるを得ず、極端な薬不足になったようです。17日に病院前の民間薬局に頼み込んで開けてもらったそうです。市内の薬問屋の配送ストップも薬不足に拍車をかけましたが、徐々に動き出しているようです。

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