『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘著、集英社新書)を読みました。
著者が本書を書き進める動機は、「日本が、かつて戦乱の中で自国民を必要以上に多く死なせた社会に回帰するのではないかという懸念」です。
「日本会議の『思想』や『価値観』、そして『目指す目標』をわかりやすく解説することで、安倍政権と日本会議のつながりという問題を、全体として俯瞰できるような本に仕上げた」とのこと。
オビには内田樹氏が「独創的な思想も組織的実力も持たない少数者たちが、私たちの眼に触れぬままに、気づけば現実の政治を動かしているという事実に慄然とする」と推薦文を寄せています。
彼らは、参院選結果を受け、改憲のための「最後のスイッチが押されるときが来た」思いをいっそう強め、「日本が本来あるべき姿」を取り戻すための最終目標と真剣に考え、必死に草の根運動にとりくんでいます。
日本国憲法を活かす草の根運動がこれに負けるわけにはいきません。