『隠れ貧困』(荻原博子著、朝日新書)を読みました。
先月(3月)30日発行で、きょうは4月14日ですが、手元の本は4月20日2刷になっています。けさの「朝日新聞」の広告では「大増刷!3万部突破」とあります。
それはともかく、本書の第4章までに登場する3家族の夫は、中堅銀行課長、中堅機械メーカー部長、ゼネコン部長職の40~50代で、年収800万円。
ところが、ぜいたくな暮らしをしているわけでもないのに、将来の見通しが真っ暗な「隠れ貧困」を抱えている家族なのです。
収入が人並み以上なのになぜなのか?
様ざまな方がたの取材を通してデータを集め、働き盛りのこうした家族の家計が直面している問題の実態に迫っています。
第5~8章は「隠れ貧困」に陥らないための提案とアドバイスで、年収にかかわらず、参考になります。