5日目の治療と診察/待ち時間/健康長寿/ライフコース・ヘルスケア

放射線治療5日目。きょうは1週間に一度の放射線科医による診察もありました。とりわけての異常はなく、治療を継続。

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ところで、この治療の予約時間は午前9時半。毎回、朝ドラ「あさが来た」を見終えると家を自家用車で出て、病院臨時駐車場へ。5分ごとに発着しているシャトルバスへ乗り込んで病院へ。

9時前には放射線科で受付し、時間を待ち、予約時間前の9時10~15分ごろからは治療開始、といったパターン。

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その待ち時間の間、退院前に病室で読み始めていた『健康長寿のための医学』(井村裕夫著、岩波新書)を読みました。

本書では、感染症や外傷以外の疾患の総称として、国連やWHO(世界保健機構)など国際的に広く用いられている非感染性疾患(NCD= non-communicable disease)という言葉を使っています。日本でいう生活習慣病と重なりますが、NCDはより幅の広い概念のようです。

NCDが高年になってから起こる病気だから、40歳ぐらいから注意すればよいというわけではなく、胎生期から、場合によっては受胎前から考えなければならないことがわかってきた、とのこと。

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病気の予防と治療の両方の意味を含んだ「ヘルスケア」をライフコースの様ざまな時期にわたって研究し、健康増進のための方策を考えることを著者は「ライフコース・ヘルスケア」と呼びます。

これを実のあるものとするためにも、疾患の治療から予防へと舵を切ることを政府に決断させること、市民の活動を支援する自治体の体制をつくらせることも課題として示されます。

それにしてもまだ、体を休めようという態勢から抜け出せず、家では横になっている時間が長いまま。

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