午前中、新日本婦人の会いわき支部子ども部の学習会「子どもの育つ権利と『教育再生』」に参加しました。
講師は元小学校教師で、いわき子どもを育てる会の佐々木公一さん。
「子どもの権利条約」の4つの柱、「生きる権利」「守られる権利」「育つ権利」「参加する権利」を確認し、いろいろな童謡から遊びが子どもの普通の姿だったこと、教師時代の子どもたちの作文(日記)から、子どもたちの内発的・自律的な遊び、友だちとの関係から育つ自己肯定感、自然の中や地域の中で育つ姿、個性を持つ子ども、感性的認識が発展する姿を示してくれました。
そうした子どもたちの目線から見て、「道徳の教科化」、「教育再生」がねらう教科書、教育委員会制度改革、「成長戦略」「グローバル人材育成」と競争至上主義の学力テスト問題など、子どもが育つ権利が無視される「教育再生」が語られました。
いつも子どもの立場で見る姿勢、そして教育委員会を動かすことのたいせつさについて、みなさんと意見交換しました。
午後は、浜通り医療生協の今年度最終回となる第4回くらしの学校。「災害に強いまちづくり」をテーマに、いわきのとりくみと現状から、これからの課題について、福島高専建設環境工学科准教授・斎藤充弘さんからお話を聞きました。
まちづくりの主役が住民であり、被災者から復興、まちづくりの担い手となることで、復興を実感することにつながり、そのこと自体がまちづくりの課題でもある、との問題提起と受け止めました。
夕刻には、「原発・除染労働者のたたかいを支援する会」設立集会に参加しました。
放射線量が異常に高い場所で仕事をさせられ、労働者に何の対策もなかったことで裁判を起こした9月3日の第1回公判の報告集会後、「裁判勝利が原発労働者の職場を大きく変える力になる」ということで、裁判支援組織の提案がされ、その後の準備会ときょうの集会で、会の名称が上記のように決まりました。
県議会の場でも、国家プロジェクトに携わる労働者にふさわしい処遇を求め続けていますが、引き続きこの「たたかい」にも合流して力をつくしたいと思います。