「第50回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会」のいわき地区将棋大会があり、主催者あいさつをしました。
私自身はたしなむ機会を逸して今に至っているのですが、日本の伝統文化の将棋を普及することを目的に、誰でも参加できる大会として開催されて半世紀ですから、たいしたもんだと私も思います。
昨年、今年と審判長をつとめてもらう森内俊之名人も、小学生のころにこの大会に出場していたんだそうです。
将棋の歴史をたどることも面白そうですが、ともかく、古代インドをルーツに、東南アジアと中国を経由して日本に入り、11世紀には貴族の間で遊ばれたようですが、今の型の原型は16世紀後半らしく、いずれにせよ、日本独自の発展をしてきたようです。
こうした文化と娯楽を普及することと合わせ、その土台となる庶民の暮らしの安定を図る政治の役割は明瞭だと思います。
とりわけ原発事故が、文化の存在と継承すらなくしかねなかったことは、参加されたみなさん自身が感じ取ったようでした。
新人戦に10人、名人戦に19人のかたが参加されたいわき大会です。