いわき市長に対して、「いわき市原発の安全性を求める会」として、「プルサーマルの受け入れを表明した福島県知事に対し、『十二分の説明』を求めるとともに、実施中止を求める要請」をしました。
6月市議会の市長答弁で、「プルサーマルのことついては…県がオーケーと言った時点で、十二分に県には説明にはオーケーにした説明責任はある…(そ)の説明については、県に求めてまいりたい」といった言明を受けての要請でした。
応対してくれたのは、危機管理監を兼務する行政経営部長。
会の代表としての私からは、県が2001年5月に県エネルギー政策検討会を設置し、02年7月には「中間とりまとめ」をし、8月には原子力委員会とその「中間とりまとめ」に基づいて意見交換し、その直後に原発での自主点検作業における不正問題の公表があり、その検討を受けて02年9月に最終的な「中間とりまとめ」がまとめられ、そのうえで県が98年11月に事前了解したプルサーマル導入を白紙撤回した経過があり、その到達が市町村に県から知らされているのであり、説明抜きに政策転換をすることは、原発を近くにかかえるいわき市民としても納得しようがなく、市が市民の立場で要請に応えてほしい、と話しました。
マスコミのみなさんも注目して取材をしてくれましたが、県の「中間とりまとめ」について市側は目にしたことがないかのような様子でした。
ともかく市長は、県が「中間とりまとめ」をした当時、県議会議員をつとめており、その経過を十分に承知している立場なので、要請に応えていただくことを強く訴えました。