東京の桜とわが家の梅/救援会/政治活動の自由

130316梅と蜂

東京で桜が開花した、と気象庁が発表した、とのこと。

そういえばわが家の庭の梅は、今週火曜日にはまだつぼみでしたが、すっかり花を咲かせています。

130316救援会

日本国民救援会いわき支部の第33回定期大会があり、あいさつしました。

恒例となっている記念講演は、小口克巳弁護士(お茶の水合同法律事務所)による「堀越事件・世田谷事件最高裁判決による猿払最高裁判決の変更と警備公安警察による弾圧断罪」。

1967年に起訴され、1974年に最高裁で逆転有罪となった「猿払事件」は、公務員の政治活動に対する敵視と表現の自由を軽視したきわめて政治的な判決でした。

憲法学会はじめ、法曹界の批判が強く、以後、国公法の政治的行為の禁止規定違反による起訴はありませんでしたが、03年以降のイラク戦争、自衛隊海外派兵、憲法9条改定の動きが始まった時期、またぞろ公務員の政治活動敵視が公然化し、仕事とはまったく関係のない休日のビラまきで公務員が逮捕・起訴されたのです。

昨年12月の最高裁判決は、猿払事件の先例性を実質的に失わせる判決でした。

要するに、公務員の職務の遂行にあたっての政治的中立性を保持することが重要であって、その公務員が職務と関係ない休日や場所で政治活動することは自由、という当たり前のことをやっと司法界の常識とした、ということだと思います。

こういうことを、法廷の外で、世間で、論理的にも世論的にも常識にしなければならないと思います。

130316梅と

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です